確かに浄土がありました

福岡市博物館の特別展「平泉～みちのくの浄土～」を観に行く。
国宝・中尊寺金色堂の仏像さんたちが九州に上陸！ってんだからこりゃ行くしかないだろって事で。
しかも開催が今月の２２日までなのでもうほとんど駆け込み乗車状態。
これを逃すと次は世田谷美術館だからね。見に行けないから。
いや実は金曜に行動を起こすつもりだったけど、バイトの疲れと眠気には勝てず…
週末は人が多いかなぁーゆっくり見れるかなぁーなんて不安を抱きつつも、気を取り直して福岡へと向かう。

高速バスと地下鉄に揺られ、午前９時５０分ころ福岡市博物館に到着。
早く着いたなーって余裕ぶってたらすでに入り口は軽く混雑状態。甘かったね。

曼荼羅図と浄土図の不思議な世界観に魅了され
薬師如来坐像、日光・月光菩薩立像のただならぬ存在感に息を呑み
持国天・増長天のブスッとした表情とクリクリ目玉に不覚にも萌え
金銀の文字で輝く経典に目がチカチカして
そして金色堂西南壇の金ピカに光り輝く仏像さんたち圧倒されて

専門知識なんてほとんどゼロに近い私ですが
小難しいことを抜きにして心から楽しむことが出来ましたよ。

特に惚れ込んだ仏像さんですが
★「見るからにドS顔だけど良く見ると結構イケメンじゃん」の毘沙門天立像
★じーっと見つめてると「ばぁ！」って今にも目を開きそうな伝吉祥天立像
魅力的な仏像が数多く展示される中で、この２体がかなりツボでした。

願わくば今回展示されていた仏像さんたちを
ガラス越しにではなくて実際のお寺で拝観したいもんですね。
仏像はお寺で観る方が魅力的なんですよ、やっぱり。
制服を着た女子が３割増しで可愛くみえるのと同じ原理だと思うんだ。
なので今度はぜひ平泉に行って寺巡りしたいなあーと。
ホームで待ち構えてる仏像さんを見て回りたいもんですね。


売店で図録とポストカードを買い込んで、ふとパンフレットを見ると
そこには次回の特別展予告が…。
「国宝・三井寺展」（４月１日～５月１０日）
秘仏がわんさか来るみたい。
ぼくの心は、いまんとこ福岡市博物館に鷲掴みにされてます。